『主体的人材を育成する 元保健室の先生』働く意識向上LABO所長の、桑原朱美です。
このブログでは、主体的人材育成の視点から、様々なメッセージをお伝えしています。
今日のテーマは、「交渉や報告をシンプルにする!」です。
意図を察してほしいという甘え
仕事がスムーズに進むために「交渉や報告」が短時間で終わることは、
とても大切なことですね。
桑原の経験ではありますが、一番困るメールや相談があります。
「~という状況で困っているんですよね~」という表現。
何を求めているのかわからないのです。
思わず「で?何?」と聞き返したくなりますよね。
ただの近況報告か?
アドバイスがほしいのか?
助けてほしいのか?
だからできないんです~ということか?
こういうメールの差出人は「妖怪サッシ手」
「じゃ、こうしたら?」とか
「じゃ、私が●●しましょうか」
など、
自分が意図するものを察してほしい。
だから妖怪サッシ手!
このように人に求めるコミュニケーションをしてくる人に
こちらから先回りすることをしません。
上司なら「察して動かず」
桑原は、自分のセミナーでも
「察して動かず」の必要性をお伝えしています。
察することは大切なことですが
相手が自分の意図を言語として
ちゃんと伝えるという
大切な学びを奪ってしまうからです。
相手のことばにならない要求を
こちらが察して答えてしまっていては
相手の成長にならないからです。
あなたの部下に
妖怪サッシ手クン、サッシ手ちゃんはいませんか?
部下は、何を何のために話しに行くのか明確にする
職場で仕事の話をする際は、
それが「相談なのか、提案なのか、報告なのか」という
目的を持つことが必要です。
そして、相手に、何を求めているのかを明確にしてください。
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「アドバイスを頂きたいのです。」
「○〇の点について、ご協力いただきたいのです。」
「仕事の納期を少し延期していただきたいのです。」
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仕事上のことであるならば、話す前にちゃんとゴールを決めましょう。
行動してほしいのか、意見がほしいのか、一緒に考えてほしいのか?
相手が察してくれるのを待っていて
そのとおりにしてくれないことで、不満に思ったり、
私のこと分かってくれないとストレスを抱えるとしたら
それは、社会人としての「甘え」にほかなりません。
「働く意識向上LABO」の研修は、このような部下に対しての具体的な対応方法をお伝えしています。
また、社員が自分のコミュニケーションパターンに気づき、より主体的な思考を持つための研修も行っています。