反省は機能していますか?

『主体的人材を育成する 元保健室の先生』働く意識向上LABO所長の、桑原朱美です。

このブログでは、主体的人材育成の視点から、様々なメッセージをお伝えしています。

 

今日のテーマは、「反省は機能していますか?」です。

 

 

 

 

 

 

反省させる側の意図が強いと主体性が失われる


日本人は「反省好き」といわれます。反省文を書かせるとか、いまだにやっているところも多いですよね。
別に反省することが悪いと言っているわけではないです。

ただ、私は、中学生向けの講演でよく話をするのが、「反省は、しまった!と思た瞬間に終わっている。大切なのは、そのあとの思考」ということ。

反省と懺悔や後悔は、似ているようで違います。しかし、よく見かける「反省しなさい」ということばで求めているのが、「後悔しろ!」「落ち込んで苦しめ」という、反省させたい側の理論が見え隠れすることがあります。反省とは、あくまで本人が引き受けるべきこと。主体的であるべき。

にもかかわらず、相手を責め続けている風潮が、社会的にも横行してるように感じます。反省において、一番大切なのは、「この体験をどう生かすのか?」という視点を持たせることだと考えています。

最近は、「反省文を書かせると、再犯率が上がる」ということも言われていますね。

学校などでは、反省文を「書かせる」という「書かせたい側」の視点が強くあります。人によっては、反省する側に、いかに自分がだめな人間で、馬鹿なことをしたかと「思わせたい」という意図を感じることもあります。
二度とやりませんと約束「させたい」という書かせる側の意図もあるかもしれません。

反省させる側の意図が強いと、本来必要な主体性が失われる危険もあります。

 

部下指導がうまい上司がやっていることとは?


学校や会社組織、家庭、スポーツチームなどにおいて「反省」を求める場面において、部下指導、生徒指導、子育てがうまい指導者や親、上司の共通点は、相手に気付きを起こすかかわりをしているという点です。

すでに終わった出来事にばかり焦点を置かず、今後の行動や方向性について、しっかりと気付きを引き出しています。自分を必要以上に責めさせることではなく、後悔や懺悔を目的とするのではなく、お互いが自己の内側と向き合うためのかかわりをしています。

そして、この体験から何を学び、これから何ができるかを、効果的な質問とフィードバックをしています。

あなた自身はどんな反省の仕方をしていますか?  延々と自分を責めていませんか?  次に生かす思考をしていますか?

そして、あなたがかかわるや部下、チームメンバーに対して、どんな反省を求めていますか?すでに終わった出来事を1つの貴重な体験として、次の成長につなぐかかわりができていますか?

 

「働く意識向上LABO」の研修は、その具体的な方法について、理論とワークを通してお伝えしています。

 

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