『主体的人材を育成する 元保健室の先生』働く意識向上LABO所長の、桑原朱美です。
このブログでは、主体的人材育成の視点から、様々なメッセージをお伝えしています。
今日のテーマは、「時間もお金も、いつもぎりぎりになるのは、●●の法則があるから!」です。
こんな経験はないでしょうか?
・部屋に置いていた物入れがいっぱいになったので、少し大きめの物入れを買ったのに、結局またいっぱいになってしまった。
・大き目のカバンを買ったのに、いつの間にかまた、かばんはパンパンになってしまう。
・レポートの締め切りまで10日もあると思っていたのに、結局、ギリギリになってしまった。
・お給料が上がったはずなのに、支出も増えてしまってお金が残らない。
10日と設定すれば、10日で終わる!
これは、
『人間は、割り当てられた時間やお金、空間などをすべて使ってしまおうとする』(パーキンソンの法則)
が働くから、といわれています。
「この仕事、10日で仕上げて」といわれると、無意識に10日間丸々使うような行動をし、「3日で」といわれると3日で終えるように作業能率を上げることができるのです。
子どもの頃の夏休みなんて、典型的でしたよね?
40日もあるのに、なんてこった!結局、最後の3日で泣きながら仕上げることになっちゃった!・・・・・・なんて経験は、多くの方にあるのではないでしょうか?
これも、また、「パーキンソンの法則」が働くからです。
では、どうすればいいのか?・・・・この法則を、うまく活用して、時間管理をしていく方法があります。
パーキンソンの法則を効果的に活用するには?
この法則を効果的に活用するために、以下の4つのポイントをお伝えします。
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(1) 仕事の工程を細分化し、1つ1つに締め切りを設定する
(2) 時間の見積もりを適正に行う
(3) 締切までに「やること」と「やらないこと」を決める
(4) 小さい仕事、ちょっとした仕事にもタイムリミットを決める
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前回の記事とも重なるところがありますね。
脳科学の視点から言えば、締め切りとゴールを設定することは、集中力と達成力を高める方法としても、非常に効果的なのです。
ぜひ、やってみて下さいね。