新しい仕事に「自信がない」と答える従業員にどう伝えますか?

『主体的人材を育成する 元保健室の先生』働く意識向上LABO所長の、桑原朱美です。

このブログでは、主体的人材育成の視点から、様々なメッセージをお伝えしています。

 

今回のテーマは「立場が人を成長させる」です。

 

 

「ちょっとまだ、自信がなくて」


何かに取り組む時

新しい仕事を受ける時

リーダーなどの仕事を引き受けるよう言われた時

 

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「まだ、自信がないので」
「自信ができたらやります」
「完ぺきになったらやります」

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と答えてしまう従業員っていますよね。

 

「自信」とか「完ぺき」ということばは、日常的につかわれることばですが、非常に抽象的なことばです。

実態がないことばですよね。

 

抽象的なことばを具体的にさせてみる


 

のようなことばが出た時、桑原は「確認質問」で返します。

 

確認質問とは、抽象的なことばを、具体化させる質問です。

 

この類の質問は、言い方に気を付けないと相手が、委縮してしまいます。

「ちょっとわからないから、教えてくれるかな?」という感じで

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「具体的にどのような状態になったら、完ぺきになったといえるの?」

「あなたにとって、自信があるって具体的にどういう状態?」

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などの質問をします。

 

抽象的なことばというのは、思考停止を招きます。ですから、具体的にはどういうこと?と聞くことは相手の思考を動かします。

 

ウルトラマンみたいに、胸にランプがあって、

OKの状態なら 青ランプ  NGなら  赤ランプ点滅!みたいに一定ルールでみえればよいのですが、

自信とか完ぺきとかというのは非常に抽象的で、主観的なものですものね。

 

先にステージに立つことの意味


 

さらに、こうした従業員をどう促していくか?

 

桑原の場合、自分の部下が、

「まだ自信がないです…」

「もっと自信がついたらやりたいと思ってます」

みたいに、同様のことを言ってきた時は、さらにこう伝えています。

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先にステージに立ってごらん。
それが一番手っ取り早いから

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立場が人を育てるのです。

 

ステージに立って、経験して、痛い思いもして、試行錯誤して、自分のものにしていく。

ステージに立って、実践しながら学んでいくということです

 

「自信がないからできない」というのは、実は言いわけかもしれません。

 

なぜなら、自信がなくても「やる」という選択はできるからです。

 

実際、桑原のコーチングコースに参加された方も

「ステージに立ってはじめてわかることがたくさんあった」とおっしゃっています。

 

大きなチャレンジでなくても、ちょっとビビってしまっている。

「失敗したら、自分の価値が全部なくなってしまうのでは?」なんて妄想している時間なんてもったいないのです。

 

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「やる!」という選択をすること。
「えい!」って飛び込んでしまう。

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新しいことをやると、体はどうしても、”恐怖”を出します。

その体が出す”恐怖”を「不安」と感じているのです。

大脳新皮質は新しいことをやりたがりますが、からだは、ずっと同じでいたいのです。

体は変化を嫌うのです。

 

だから、大脳新皮質という「意志」の部分で、体になれさせてあげれば、意志と心が同調します。

「習うより慣れろ」というのは、体がなれることで、頭と体が同調し、成長していくということなのです

 

 

新しい仕事を任せる時の3つのポイント


 

とはいえ、初めてのことというのは、出口のない靄のかかった道を進むように感じてしまいます。

そのためにお勧めなのは、以下の3点を明確にしてあげること。

(1)その仕事の目的あるいは、その仕事が必要とされる背景

(2)その仕事でどんな成果を上げることを期待されているのか

(3)仕事の具体的な内容(作業手順)

 

この3点については、次回の記事で、さらに詳しくお伝えしますね。